はじめてのレザークラフト

レザークラフトを始める前に

まずは革の魅力について知っていきましょう。動物の皮は「なめし」と言われる工程を経て革となります。タンニンなめしの革は自然素材のため使用していくと風合いが変化していきます。この変化は「経年変化」や「革を育てる」などといわれ、適切な取り扱いを続けることで深い色合いに変化して光沢がいつまでも続くため高級感や美しさを保てます。また、いつまでも触れていたい手触りの良さが一番の魅力です。

ただ、メリットばかりではありません。自然素材なのでそれぞれに個体差があり、一枚として同じものは存在しないため品質は安定しません。ただ、このデメリットについても「個性」として感じることが出来ればすべてのアイテムが世界に一つだけのオリジナルになる素晴らしい特性を持っています。


カシベさん
カシベさん

レザークラフトやってみたいけど、何から始めたらいいかわからないよ!!

よしだまくん
よしだまくん

ノリと勢いでやればOKだよ!

カシベさん
カシベさん

やったことない人にもわかるように教えてよ~!

よしだまくん
よしだまくん

それじゃー、まずはレザークラフトの製作の流れを教えるね。

レザークラフトの製作工程とは?

型紙をつくる

自分が作りたいものをカタチにするための第一歩となる作業です。精度が求められるものづくりにはまず図面(=設計図)が必要となります。図面を作るときは方眼紙やCAD(図面を描くソフト)を使って、できるだけ正確に作っていきます。それから、その図面をもとに型紙を起こしていきます。

革を裁断する

型紙に合わせて革を裁断します。一番集中力が必要になる工程で、失敗するとやり直しになってしまうため、裁断は慎重かつ丁寧に行います。切断するための刃には色々な種類があり革の厚みや切断場所で使用する道具を使い分けます。

切断した革を接着する

裁断した革を接着することにより革の強さを高めたり、コバ(革を裁断した面)をきれいに見せることが出来ます。接着剤にも色々な種類があるので用途によって使い分けましょう。

革を縫い合わせる

手縫いの場合は先に縫い糸を通すための穴を空けておく必要があります。糸目を一定にすることはクオリティを上げるための重要な工程となります。

コバ(革を裁断した面)を処理して仕上げる

タンニンなめしの革で裁断面の毛羽立ちを抑えたい場合に、磨いて仕上げることで光沢が出て滑らかな触り心地になります。あえてコバを仕上げずに使っていく過程で変化を楽しむことも出来るので、思い描いた最終的なイメージで処理方法を決めます。

よしだまくん
よしだまくん

基本的にはこの流れでカタチにしていくよ。

カシベさん
カシベさん

流れがわかると出来そうな気がしてきたから早速作ってみるよ!

よしだまくん
よしだまくん

ちょっと待って!図面の書き方や必要な道具はわかってる?

カシベさん
カシベさん

あっ!そうだね。わかんないから教えて!!

よしだまくん
よしだまくん

次回から1つずつ解説していくよ。


よしだまくん

ものづくりが趣味の「たまのようなナマケモノ」。意外と手先が器用。
カレーパンが好き。

カシベさん

よしだまくんの友達の「コケの妖精」。最近レザークラフトに興味を持っている。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)